こんにちは、あべ治療院の阿部裕次です。
今回は、治療現場で感じることから、健康のヒントになればいいなと思い書かせていただきました。
「手軽さ」や「派手さ」に惑わされないために ― 現代の健康情報と、人の身体の本質を見直す ―
はじめに:情報が多いほど、見えなくなる“本当の健康”
いま、SNSや広告を見れば「健康」「美容」「整う」という言葉があふれています。
「筋膜リリース」「骨盤矯正」「姿勢改善」「自律神経リセット」──
どれも魅力的で、わかりやすい響きを持っています。
しかしその一方で、実際に身体の不調で悩む人は減っていません。
むしろ、病院で「異常なし」と言われながらも不調を抱えたままの方が増えています。
その背景には、
- 手軽で短時間な“なんとなく健康法”の氾濫
- 広告優先の健康情報
- 「安く・早く・簡単に」が当たり前になった価値観
があります。
本当に必要な情報が、必要な人に届いていない。
そう感じる機会が、この数年とても増えました。
病気ではないけれど、不健康な人が増えている現実
整体院を営んでいると、「病気ではないのに体調が悪い」という方に多く出会います。
たとえば、
- 慢性的な肩こりや腰痛
- 薬を飲んでも治らない頭痛やめまい
- 睡眠が浅く、朝起きても疲れが取れない
- 婦人科疾患がなかなか改善しない
- 手足の冷え、しびれ、だるさが続く
これらは“検査では異常なし”とされても、日常生活に支障をきたす「未病(みびょう)」の状態です。
そして多くの方は、
「整形外科に行って湿布と薬を出される」
「リラクゼーションサロンで一時的に楽になる」
「SNSで見つけた健康法を試す」
──こうして「その場しのぎ」のループにはまっていきます。
「効率」や「安さ」では、身体は変わらない
現代社会は効率化の時代です。
健康も例外ではなく、「手軽」「即効」「安価」がキーワードになっています。
ですが、人の身体はそんなに都合よくできていません。
深層の筋肉(深層筋)は時間をかけて硬くなり、
その結果、血流・神経伝達・内臓の働きが少しずつ鈍くなっていきます。
それを「15分で」「1回で」整えるのは、
言ってしまえば“人間の仕組み”に逆らうことです。
本来の回復には、
- 時間をかけて筋肉の深部を緩めること
- 神経と血流の通りを回復させること
- 身体が“治ろうとする力”を取り戻すこと
が必要です。
人間の身体は、時代が変わっても同じ構造のまま
AIやロボットが進化しても、私たちの身体は何十万年も前からほとんど変わっていません。
細胞の働き方も、神経の伝わり方も、血流の仕組みも同じです。
だからこそ、人間の身体を人間の手で整えることが、今の時代にこそ必要だと思います。
私が行う「マイオセラピー」は、
背中の深層筋にできた“硬結(こうけつ)=コリ”をほぐすことで、
神経と血流の流れを整える施術です。
自律神経の大本は背骨に沿って走っています。
背中を整えることは、そのまま全身のバランスを整えることにつながるのです。
人間の身体に則って考えるマイオセラピーの本質:背中を整えることは「神経の血流」を整えること
マイオセラピーの考え方はシンプルです。
背中の深層筋にアプローチし、筋肉の奥に潜む硬結を解き、
神経がスムーズに働ける環境を取り戻す。
それにより、
- 自律神経の乱れが整う
- 血流が全身に行き渡る
- 内臓の働きが改善する
- 筋肉や関節の痛みが自然に軽くなる
といった変化が生まれます。
短時間で「表面だけスッキリ」させる方法では届かない、
身体の深部にある回復スイッチ”を押すのがマイオセラピーです。
今も変わらず最短でも90分〜120分の施術を、月1回推奨し続ける理由
あべ治療院では、
短時間ではなく、90〜120分という“時間をかけた治療”を基本にしています。
理由は簡単です。
深層筋のコリは、長年の積み重ねによってできているからです。
一度に取りきるのではなく、身体が変わるプロセスを踏むことが大切です。
実際、月1回の施術を続けることで、
- 冷えやむくみがなくなった
- 夜ぐっすり眠れるようになった
- 季節の変わり目でも体調が安定する
- 頭痛やめまいがなくなった
などの変化が見られる方が多くいます。
彼らの多くは、以前まで
「安いから」「近いから」という理由でチェーン店や整形外科に通っていた方々です。
でも、自分の身体を本気で見直す覚悟を持ったとき、
治るスピードが一気に変わっていくのを感じています。
今、見直したい“人の身体の理(ことわり)”
便利な時代になり、スマホひとつで情報も予約もできるようになりました。
それ自体は素晴らしいことですが、
「手間がかからない」ことばかりが正義になってしまうと、
本来の“身体の時間”が置き去りになります。
筋肉も、神経も、血流も、時間をかけて変わっていくもの。
だから、整えるにも時間が必要です。
マイオセラピーは、
そんな“身体本来の理(ことわり)”に沿って進める治療です。
「静けさの中で、自分の身体と向き合う時間」を通して、
心身のバランスを取り戻すきっかけをつくります。
まずは「自分の身体を見直す」ことから始めよう
いま、不調がある人も、特に症状がない人も、
一度「自分の身体はどうなっているのか?」を見直してみてください。
・朝起きてスッキリしていますか?
・背中がいつも張っていませんか?
・呼吸が浅くなっていませんか?
これらは、身体が出しているサインです。
薬でも機械でもなく、人の手でしか整えられない世界がある。
そのことを、少しだけ思い出していただけたらと思います。
おわりに:身体を“本来の自分”に戻すということ
情報が溢れ、何が正しいのか分からなくなりがちな今の時代。
でも、どんなに社会が変わっても、
私たちの身体は昔から変わらず「人間の構造」をしています。
だからこそ、
人の身体の理に沿って整える治療が必要です。
マイオセラピーは、
薬でも、対症療法でもなく、
人としての回復力を呼び戻す治療です。
キラキラした言葉や流行の陰で忘れられがちな、
“人の身体そのもの”に戻ること。
そこから、本当の健康が始まると私は信じています。
【まとめ】
- 情報過多の時代、手軽な健康法では根本的に変わらない
- 背中を整えることは、自律神経・血流・内臓機能を整えること
- マイオセラピーは深層筋に働きかけ、身体の回復力を引き出す治療
- 「身体の理」に沿ったケアが、本当の意味での健康をつくる
何かお困りのことがございましたらいつでもご連絡をお待ちしております!
【整体院】あべ治療院 マイオセラピーセンター中野
【店舗住所】
〒164-0001 東京都中野区中野1-3-8-1F
【アクセス】
・都営大江戸線 東中野駅A3出口から徒歩約7分
・丸の内線 中野坂上駅A2出口から徒歩約8分
・中野駅南口から京王バス 渋64「渋谷駅行」に乗車、バス停「中野1丁目」下車後、徒歩30秒
うさちゃんクリーニングとグラム調剤薬局の間の道を入り、数メートル先オレンジ色の看板が目印

1日7名限定<予約優先制>
受付時間:9:00~22:00
(最終受付20時)
TEL:03-4500-0697
※月の営業日・時間は、月により違うこともございます。
各SNSトップ投稿をご確認ください
院長の阿部が責任をもって発信しております。
【サービス】
ベッド1床のみの静かな空間で、手でのもみほぐし、または特殊バイブレータ使用の振動施術の「マイオセラピー」で、コリをほぐしながら、体の芯から血液たっぷりの状態にします。
本来の自分を取り戻して、今の自分に向き合う時間を。
普通の毎日に、ありのままの日常に、幸せをかみしめる。
当院の施術が、ふとした時に、自分を、日常を見つめ直すきっかけのようになれば、幸いです。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
院長
阿部裕次
【東中野/中野坂上】整体院 8万人の治療経験 - あべ治療院 マイオセラピーセンター中野
住所 : 〒164-0001 東京都中野区中野1-3-8-1F
代表:阿部裕次
<予約優先制>
受付時間:9:00~22:00
(最終受付20時)
TEL:03-4500-0697
【マイオセラピーとは】
マイオセラピーは、特殊なバイブレータを使用し背骨の際にある硬い筋肉(コリ)をほぐし、神経根の血流改善を行い、全身に血液の流れをよくしていく振動物理療法です。
「マイオ(Myo)」とは、ギリシャ語で「筋肉」という意味です。
今、皆さんが感じている症状は、生まれた時からの出来事が重なってできた背中の深層のコリは、血液が届かず、老廃物がたまり、結果、可動域制限や痛みとして感じます。
通常のマッサージや鍼とは違い、人体にもっともやさしい振動刺激でほぐれていく深さや変化、可能性は無限なものを感じさせます。
マイオセラピーの特徴として、コリの緩み方が早く、短時間で体の芯まで温まり、自然治癒力が高まる効果があります。
さらに効果の持続力が違い、継続していくことで、毛細血管がさらに拡がり、温泉やサプリメント等では得られない、自然なお肌の若返り、美容効果があると言われています。
☆「マイオセラピー®」 は登録商標です(第4398957号).
マイオセラピーは特許取得の治療技術になります。日本マイオセラピー協会の会員で、認定制度があり、試験に合格した「認定マイオセラピスト」が在籍している施術所で受ける事ができます。(現在、全国では29名、都内で5名)
【このブログを書いた人】
あべ治療院 代表 阿部 裕次
柔道整復師
日本マイオセラピー協会認定セラピスト
中学から大学までバスケットボールに明け暮れる。自身のケガの経験を機に医療従事者の道へ進む。
都内大手医療系グループに入社し、13年修行に励む。
中野区の整骨院で院長を6年半、その後、港区の自費治療院の院長を3年務めた。
2018年に中野区中野にあべ治療院を設立。
現在も学術研鑽に励みながら、会社員、主婦、アスリートの身体のケアを担当。
その他、渋谷区のミニバスケットボールチームのサポートや、ボイストレーナーの著作本(発声に関してのケアについて)の執筆協力などでも活動中。