こんにちは、東京都中野区中野のあべ治療院の阿部裕次です。

最近、ギックリ腰、ぎっくり背中の方が、多く来院されるため、何かきっかけになればと思い、解決策を書きました。ぜひご一読ください。

はじめに:突然の「ギックリ腰」は、本当に突然ではありません

朝起きて動こうとした瞬間、

重い荷物を持ち上げた拍子に、

あるいはただくしゃみをしただけで――。

腰に「ピキッ」と痛みが走り、そのまま動けなくなる。

多くの方が経験する“ギックリ腰(急性腰痛)”は、

「急に起こるもの」と思われがちです。

ですが、実際には突然ではなく、時間をかけて準備されてきた痛みです。

身体の奥では、長い時間をかけて「血流不足」「疲労の蓄積」「筋肉の硬さ」が少しずつ積み重なっています。

それがある日、限界を超えて痛みとなって現れるのです。

整形外科で「異常なし」と言われる理由

ギックリ腰で病院や整形外科を受診すると、

「骨や椎間板に異常はありませんね」と言われることがあります。

しかし、痛みがあるのに“異常なし”と言われるのはなぜでしょうか。

それは、レントゲンやMRIでは「筋肉の質」や「血流の状態」は映らないからです。

身体の不調は、骨や関節の形の問題よりも、

そのまわりを支えている筋肉や血液の巡りに原因があることが多いのです。

つまり、ギックリ腰の根本には「構造的な損傷」ではなく、

筋肉の深い部分にある血流不足と緊張の蓄積が関係しています。

深層筋の“硬結”が引き起こす、腰の限界サイン

あべ治療院では、ギックリ腰を「深層筋の悲鳴」と考えています。

腰の奥深くにある「深層筋(しんそうきん)」は、背骨を支え、姿勢を安定させる大切な筋肉です。

しかしこの筋肉は、日常生活の中で疲労がたまりやすく、

しかも自分では意識的に動かすことが難しい部分でもあります。

長時間のデスクワーク、冷え、睡眠不足、ストレス。

こうした負担が積み重なると、深層筋に小さな硬結(こうけつ)=コリの芯ができ、

その周囲の血流が滞ります。

血液は、酸素と栄養を運び、老廃物を流す働きをしています。

つまり、血流不足が続くと、筋肉が修復できず、どんどん硬くなっていくのです。

この状態が限界に達したとき、

「もう動かないでください」という身体からのサインとして、

突然の激痛=ギックリ腰が起こります。

再発をくり返す人に共通する「血液不足のサイクル」

一度ギックリ腰を経験した方が、何度もくり返してしまうのには理由があります。

多くの場合、痛みが落ち着くと「もう治った」と思い、深層筋の血流が回復しきらないまま日常生活に戻ってしまうからです。

深層筋の奥には、細かな血管が張り巡らされています。

その流れが滞ると、筋肉は十分な酸素や栄養を受け取れず、慢性的な“血液不足”の状態になります。

この状態では、わずかな疲労や冷えでも再び血流が悪化し、筋肉が固まり、再発を起こしてしまいます。

マッサージや湿布で一時的に痛みが和らいでも、深い部分の血流が整わなければ、本当の意味での回復には至りません。

「治す」ではなく「整える」 ― マイオセラピーの考え方

あべ治療院で行っているマイオセラピーは、筋肉の深い層にある硬結を丁寧にとらえ、血流の回復を促すことで、身体が本来もっている自己回復力を“整える”療法です。

痛みを「取り除く」よりも、

「身体の働きを取り戻す」ことを目的としています。

深層筋に適切な刺激を与えることで、

滞っていた血流がゆるやかに流れはじめ、

身体の奥がじんわりと温まっていきます。

すると、筋肉が本来の柔軟性を取り戻し、

身体全体のバランスが自然に整っていきます。

ギックリ腰を繰り返す方ほど、

「痛み」そのものよりも、

血流の通り道をどう整えるかが大切なのです。

「静けさの整体」で、からだに“余白”をつくる

ギックリ腰の背景には、

肉体的な疲労だけでなく、

心の緊張や呼吸の浅さも関係しています。

あべ治療院では、

“静けさ”を大切にした環境づくりを行っています。

施術の間、患者さんは深く息をしながら、

自分の身体の声に静かに耳を傾けます。

音や言葉を減らすことで、

からだの感覚が少しずつ戻ってくるのです。

筋肉のこわばりを「力でほぐす」必要はありません。

血流を整え、深層筋がゆるむことで、

心身の両方が“余白”を取り戻していきます。

その結果、痛みがやわらぐだけでなく、

「呼吸が自然に深くなる」「姿勢が軽くなる」

といった変化があらわれます。

回復のステップ ― あわてず、焦らず

ギックリ腰の回復は、

“動けるようになること”がゴールではありません。

痛みが落ち着いたあとも、

深層筋の血流は完全には回復していない場合が多く、

ここでケアをやめると再発につながります。

痛みが軽くなったら、

軽いストレッチや呼吸の見直しを行いながら、

血液を循環させる生活へと戻していくことが大切です。

・冷えを防ぎ、温かい飲み物を心がける

・長時間同じ姿勢を避ける

・寝不足を溜めない

・無理に動かさず、「痛みのない範囲」で動く

これらはどれもシンプルですが、

身体に「血を通わせる」うえで欠かせない要素です。

さいごに:ギックリ腰は“身体の声”

ギックリ腰は、決して敵ではありません。

それは「これ以上、無理をしないで」という

身体からの“静かなメッセージ”です。

表面的な痛みを追うよりも、

その奥にある血流不足や疲労の蓄積に気づくことで、

身体は自然に整う方向へと向かっていきます。

あべ治療院では、

痛みを抑えることよりも、

身体が再び流れ出す感覚を取り戻すことを大切にしています。

静けさの中で、自分のからだと向き合う時間。

それこそが、ギックリ腰を“治す”のではなく“整える”第一歩です。

🕯 中野 あべ治療院|深層筋マイオセラピー認定院

予約制・閑静な住宅地の中のベッド一床のみの静けさの整体。

どこに行っても良くならない腰痛やギックリ腰にお悩みの方へ。

何かお困りのことがありましたらいつでもご連絡ください。

代表 阿部裕次

【整体院】あべ治療院 マイオセラピーセンター中野

​【店舗住所】
〒164-0001 東京都中野区中野1-3-8-1F

​【アクセス】
・都営大江戸線 東中野駅A3出口から徒歩約7分
・丸の内線 中野坂上駅A2出口から徒歩約8分
・中野駅南口から京王バス 渋64「渋谷駅行」に乗車、バス停「中野1丁目」下車後、徒歩30秒

 うさちゃんクリーニングとグラム調剤薬局の間の道を入り、数メートル先オレンジ色の看板が目印

1日7名限定<予約優先制>
受付時間:9:00~22:00
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TEL:03-4500-0697

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【サービス】
ベッド1床のみの静かな空間で、手でのもみほぐし、または特殊バイブレータ使用の振動施術の「マイオセラピー」で、コリをほぐしながら、体の芯から血液たっぷりの状態にします。

本来の自分を取り戻して、今の自分に向き合う時間を。

普通の毎日に、ありのままの日常に、幸せをかみしめる。

当院の施術が、ふとした時に、自分を、日常を見つめ直すきっかけのようになれば、幸いです。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

院長
阿部裕次

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